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オーバーパスの音を聞く
自分のオーバーがどのようなものか客観的に(ビデオや写真で)見てみると、 良い点、悪い点がすごくよく分かります。でも、そういう機会というのは少ないと 思います。そんなときは、自分のオーバーの音を聞いてみましょう。
オーバーが
いいときは「トン」 「ポン」 「パン」といったさわやかな?音が出ます。
鳴った後はすっと消える感じです。
これは、指先に適度な力がはいっていて、ボールを、
両方の指でうまくはじき返せたときにでます。
この音が出ると、ボールがよく飛びます。そして思った通りの方向に飛ばすことができます。
「ベタっ」という音が出る人は、指先に力が入っていない人です。
力が入っていないと、指先だけでボールを受けてはじき返すことができません。なので、指の下のほうや、手のひらにまでボールがあたってしまい
、「ベタっ」という音が出ます。この音の時は、ボールを持ちすぎているため、ホールディングという反則をとられることもあります。
さらに、ボールがあまり飛ばないことが多く、ボールに回転もかかりやすいです。
よくするためには指先に力を入れることを意識することが必要です。猫の手のように指が丸く
なっていませんか?指先は上を向いていられるくらいにのばしましょう。
あと、ボールの下に早く入ることでも良くなります。
音が「トッ」とか「ポッ」「パッ」というようにとても短い人。
その人はパスをあせりすぎています。
確かにボールが遠くて走っていくことはあります。でも動きを急ぐのと、パスを急ぐのは
別のものです。ボールが指から離れても、手はもう少し動かさずにボールを見守りましょう。
あせると正確なパスができなくなり、チームがせかされることにもなります。
パスをするまでは急いでも、パスは落ち着いきましょう。
いい音を出す、つまりいいオーバーパスをすることは 次のいいプレイにもつながっていきます。あなたも一度自分のオーバーパスの音を聞いてみてください。
(05年4月23日)